この堂々たる西門(城門)の二階には四角いのぞき窓があり、シルクロードを望むことができました。人々は「ワーッ、ついにシルクロードだ!」と歓声をあげたり、ひっそりと感無量の涙をにじませたり。 窓の側に掛軸が掛かっていました。 「渭城の朝雨は軽塵をうるおし 客舎青々 柳色新たなり 君に勧む 更に尽くせ一杯の酒 西の方陽関を出ずれば 故人無なからん」 シルクロードを西方へ向かう人を送る有名な歌です。つまり、陽関(敦煌の先にある関所)を出てしまうと知っている人はいないでしょう。。。というようなことですね。 |
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さてさて話はかわり、 この城壁の上には馬車も通ったわけで、幅12mと広いのです。ここで毎年マラソン大会が開かれるとか。。。私もひとっ走りして汗を流しました。 昔々のこと城壁に沿って旅宿が軒を連ね、シルクロードを通って西アジア、地中海地域へ行き、一旗あげよう、大金をモノにしようという人々を受け容れていたそう。例えば「10月10日シルクロードの旅出発、ツアー参加者求む!」の広告に人々が200〜300人位集まると、いざ出発したということ。この300人で何人が無事長安に戻ってこれたと思います?たったの10人位。。。 さてさて私たちの旅はいかに。。。 |